ノニの歴史

 

では、「奇跡のフルーツ」と親しまれている、ノニにはどのような可能性があるのでしょうか。

 

数千年前から、ノニは、葉っぱや根っこ、実、すべてが人の役に立って来ました。食用としてはもちろん、また、薬として、染色にも使われていました。

 

ポリネシアの人達が、新しい土地を求めて、移住した時に、ノニを一緒に持って行ったそうです。彼らにとって「命を繋ぐ聖なる植物」がノニだったと言います。ノニは、このようにしてタヒチに渡ったそうです。

 

キャプテン・クックと言う人がノニを広めたと言われています。彼は探検家であり、航海の中、タヒチの島を発見しました。そこでクックがノニと出会い、それを世界中に広めたといわれています。

 

そうして、今ではノニは世界中で活用されていることになりました。昔の家でしたら、どこにでもノニの木があったようですが、その臭さによって、だんだんとなくなったそうです。そんなに悪臭がするものが自分の庭にあったら、普段から臭いがしているということですから、考えただけでも大変そうですね。

 

昔はそうしたことも気にならなかったでしょうが、最近は臭いもインテリアのうちと言いますから、ノニの臭いが家まで入って来たらちょっと頂けませんよね。

 

そして、ノニの効能が20世紀の終わりごろから、注目されてきました。ノニについての研究がされ、いろいろな可能性がわかったのです。ノニの効果が科学的に立証されていないという話もありますが、これだけ一般に広まっているのは、摂取した人が実際に効果を感じているからでしょうね。